就活の基礎!企業分析を極めよう
学生の皆さんは授業にバイトにサークルにとやる事が多くて大変ですよね。
そのうえ就活と卒論まで控えているとなると手が回りません。
できる事ならやらないで済む事は減らしたい…。
就活においては企業分析はやらなくても受かった
なんて言う話をよく耳にしますが。
しかし、その言葉真に受けてはいけませんよ。
企業分析は内定を貰うためだけのものではなくて、
今後のあなたの人生にも大きく影響します。
入った企業が思っていたのと違った、
なんて後悔したくありませんよね。
企業分析をして自分にあった企業を見つけるためのアドバイスをまとめてみたので参考にしてみてください。
そもそも企業分析とは?
自分の希望する企業の業種や、
どのような事業を行っているのかなど調べて特徴をつかむことを目的としています。
志望企業が自分に向いているかどうかを見極めると同時に、企業との面接への対策にもなります。
ここで読み違えると、就職活動の失敗の原因にもなりかねませんし、
入社して以降苦労することにもなります。
志望企業の決め方
まず自分が企業に対してどのような希望を持っているのか明確にしておきましょう。
判断基準を設けていないとお目当ての企業の判別が難しくあいまいなものになってしまいます。
志望企業を探し方ですが、
先入観やイメージで決めてしまうと後から苦労することになります。
銀行や商社、航空会社などは高給取りで待遇も良さそうなイメージがありますが、
相応の激務をこなす事になります。
前もって仕事の厳しさを知ったうえで入社するのと、
安定してそう、有名だからといった先入観だけで入社するのでは気の持ちようが大きく異なります。
では、どうやって企業を選ぶのかということですが、
1つおすすめがあります。就職四季報の活用です。
就職四季報
就職四季報とは東洋経済より発行されている就職に関する専門誌です。
東洋経済自身が「客観的」かつ「中立的」に製作してあると明記されている通り、非常に多くのデータをまとめ、
様々な観点から企業を表しています。
企業の特徴を正確に掴み、
志望企業の絞り込みと研究をすることが出来るので、
これ一冊あれば企業研究は大丈夫と言っても過言ではありません。
最新採用実績校
採用人数(3年分/男女・文理・学歴別)
エントリー時期/採用プロセス
筆記試験内容/面接回数
選考ポイント/重視科目
ES通過率/応募倍率
ES・GD・論作文の出題テーマ
インターンシップ概要
平均年収/初任給とその内訳/ボーナス
昇給/給与格差(35歳最高・最低・平均賃金)
海外赴任先とその人数
配属勤務地・部署
従業員数/平均年齢/平均勤続年数
有給消化状況/週休/夏期・年末年始休暇
残業時間・残業代
特色/記者評価
求める人材
資本金/業績/上場市場・予定
今後力を入れる事業
『会社四季報 業界地図』掲載ページ
※引用 就職四季報2018
昨今社会問題になっているブラック企業を見分けたいのであれば「新卒3年後離職率、全従業員の離職率」「有給消化状況、週休夏期・年末年始休暇」「残業時間・残業代」の3点に注目し、待遇を調べたいのであれば「平均年収、初任給とその内訳、ボーナス」を見るといいです。
会社説明会やOB,OG訪問もいいですが、
どうしても客観性に欠けたものになりがちです。
就職四季報を活用して自分に合った企業を正確に絞り込みましょう。
同業他社との比較も忘れずに。
隠れ優良企業
有名な企業だけが優れているわけではありません。
表に名前の出てこない優良企業が日本にはたくさんあります。
ブラック企業の反対に位置する企業を指すわけですから、
就職四季報でブラック企業を見分けるために注目する3点に優れた企業を探せばいいわけです。
ただ、従業員の待遇だけでなく会社のビジョンも優れている必要があります。
どれだけ手厚く保護してもらっても会社がつぶれてしまったら元も子もありませんからね。
東洋経済では「新入社員に優しいホワイト企業トップ500」と題して優良企業をまとめています。
ブラック企業が従業員を病気や自殺に追い込むニュースが盛んに流れるようになり、
待遇問題は学生だけでなく世間の関心も高まっています。
企業研究は就活を有利に進めるためだけのものではありません。
自分自身の人生設計に大きく関わってくるものだと認識して頂けたらと思います。